○すねの骨の内側を触ると骨がボコボコしている。
○ジャンプしたり、走ったりするとすねの内側が痛む。
○激しい痛みではないがズーンと鈍く響くような痛みがある。
○運動をし始めると痛くなり、体が温まってきたら痛みが和らぎ、運動が終わるとまた痛む。
○ひどくなると何もしなくても痛く、動くとさらに痛みが強くなる。体が温まっても痛みが和らがなくなる。
上記のようなスネの痛みで悩まれている方が、当院へいらっしゃいます。
当院が考えるスネの痛み(シンスプリント)の原因や施術について書きていきますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
1:痛みはあるが体が温まると消失する
2:運動前のアップにより痛みは消失するが、運動終了近くになると痛み出す
3:日常活動に支障はないが運動中、常に痛い
4:スネの痛みは常にあって、日常生活にも支障がある
病態は下腿内側筋群(ヒラメ筋・後脛骨筋・長趾屈筋付着部)の疲労による柔軟性低下が脛骨の表面を覆う骨膜を引っ張り、骨膜の炎症を引き起こしたものと考えられます。簡単に言うとすねの内側の筋肉が硬くなってゆるまなくなっているからです。
○走り込みや、繰り返しのジャンプを過度に行った場合などのオーバーユース。
○下肢の筋肉や関節の柔軟性低下。
○悪いランニングフォームや、フォームの変更による負荷。
○硬い路面を底の薄く硬いシューズで運動やトレーニング。
○下肢の形態異常(O脚、回内足、扁平足など)
運動を休めば痛みは引きますが、運動再開後に再発することが多いです。
炎症を起こしたての頃は「痛みを落ち着かせる」という意味では有効です。しかし症状が長引いてくるとアイシングすること自体が、さらに症状を長引かせる原因にもなります。これは元々硬くなって緩めれなくなった筋肉が、アイシングで冷やされ、さらに硬くなり血行が悪くなってしまうためです。アイシングはあくまでも応急処置と心えてください。闇雲に冷やすのはおすすめしません。
この処置だけで改善するものもありますが、長引くものや、極端に痛みの強いものは本当の原因が改善されていません。
軽度のものはこの処置だけで改善します。しかし長引くものや、極端に痛みの強いものは本当の原因が改善されていません。特にテーピングで足首を固定してしまうのは脚全体の連動性を邪魔するので注意が必要です。
上記した要因で下腿内側筋群が疲労し硬くなったため、脛骨骨膜を筋肉が引っ張り、骨膜の炎症を引き起こしたものが患部の状態です。
※要因とは【一般的に病院や整骨院で言われている原因】に上記したことです。
では・・・
●様々な要因はありますが、では、なぜその筋肉は硬くなったまま戻らないのでしょうか?
それは「症状が強い、繰り返す、期間が長い」方はスネの部分に負担のかかる動き方をされています。スネが痛くなるような動きの癖があるということです。
体幹の真下に脚が来る立ち方が、いわゆる真っすぐ立った状態。
シンスプリントになる方は姿勢が崩れて、重心の位置が悪くなっているので、脚に余計な力を入れて頑張って立たなければならなくなっています。特に症状が長引く・繰り返す方はこの傾向が強いです。重心の位置が悪いとスムーズな重心移動が出来ず、体幹の運びが悪くなります。
そうすると頑張って脚を使うような走り方になり、脚に負担をかけながら走る事になります。特に膝から下をひねりながら後方へ「蹴る」動きが強い傾向にあります。
そして痛みの出る場所によって、直接的な原因になっている場所が違います。それはすねの骨上1/3に痛みが出ている時は股関節に硬さがあり、すねの骨下1/3に痛みが出る時は足首周りに硬さが出ています。
ですから、痛みの場所に応じて緩める・動きを改善させる関節のポイントを変えればシンスプリントの症状は軽減します。
バランス測定器でバランスを測り、全身のバランスの崩れ方・使い方の癖などを考慮に入れ、まっすぐに立てるように整えていきます。整えるのはかみ合わせが悪くなり、捻じれた脚(足首、膝、股関節)だけでなく、骨盤・肋骨・背骨・首・腕(手首・肘・肩関節)など全身を整えていきます。
揉んだり、ボキボキしたりは一切行わない整体です。
初めての方や、どなたさまでも安心して施術をうけることができます。