完全休養してしまえば体が楽になるのはご本人が一番分かっていると思います。
しかし「休みなさい」と言われても、大事な本番前にはなかなか休めないですよね。
私は休むことが、常にベストな選択だとは考えていません。
その時に出来る最大限の運動は何か?を常に考えながら対応させてもらっています。
施術で動ける体にしていきながら、その時出来る練習をやりきって一緒に本番を迎えましょう。
手術をしないと治らないと言われたものでも、必ず手術が必要とは限りません。
ハードなトレーニングを続けるうちに出てきた痛みは、
「偏った、癖のある動き」が原因であることがとても多いです。
ですから、その動きを改善しないことには、
局所の手術をしても痛みを繰り返してしまいます。
また、仮に手術が必要なものでも、
手術を受ける前に体についた「偏り」や「癖」を取っておくことが、
術後の回復を早めます。体にメスを入れる前に、まだまだやれることは残っています。
当院のバランス調整は、どこにも痛みがない方も受けに来られます。
なぜなら、やりにくい動きはやり易く、得意な動きはさらにやり易くなり、
パフォーマンスの質があがるからです。
一般的なバランス調整とどこが違うのか?
それは、体の前後左右上下をそろえるだけの表面的で単純な調整ではない点です。
体のバランスは上記のものに加えて、
「体の外側と内側のつり合い」も整えて
はじめてバランスのとれた状態と言えるのです。
当院の施術では、釣り合いを取ることが可能なので、
パフォーマーの皆さんが来られるのです。
当院の施術は、体の一部に触れながら、
ゆっくり動かして体を整えていきます。
ゆっくりした動きの中で、関節同士の連動性を高めたり、
軸を整えたり、固まった関節や筋肉を柔らかくしたりと、
様々な反応が身体に起こります。
施術を受けて頂いている患者様からは、
「からまった紐をほどいてもらっているみたい」という
感想をお聞きしたりもします。
刺激の少ない、だけど何か心地いい施術なので、
妊婦さんでも安心して受けていただけます。
私は、人が体をフルに使って動いいてたり、
何か表現しようとしているのを観るのが大好きです。
ですから、特定の競技が好きなのではなく、
人の身体の動きを観ているのが好きなのです。
特に「体幹」の様子。安定した体幹を中心に、
手脚がしなやかに動くさまを観ていると、
本当に美しいものを観ている気分になり、とても幸せです(笑)。
日々の努力に積み上げられた、素晴らしいパフォーマンスを観ていると、
ワクワクが止まらなくなるのです。
だから、体で自己表現をされている
「バレエダンサー・アスリート」の皆さんのお役に立ちたいと思っています。