【ランナー膝・腸脛靭帯炎でお困りの方へ】
【ランナー膝・腸脛靭帯炎とは】
(症状)
○膝の外側の骨のでっぱり周囲が痛む。
○ランニングの途中から痛みがでる(5km前後)、またはランニング後に痛みが出るが休めば消失するような状態を繰り返す。
○ひどくなると日常生活にも支障をきたし、特に階段の昇降や膝の曲げ伸ばしが辛くなります。
ランナー膝はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称で、ランナーが痛める代表的なものが腸脛靱帯炎です。特に長距離ランナーに起きやすい症状です。バスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエ等のアスリートにもよくみられます。腸脛靱帯が繰り返される膝の屈伸運動によって大腿骨外顆(膝の外側)とこすれて、滑膜が炎症を起こし、疼痛が発生します。
【一般的に病院や整骨院で言われている原因】
○過剰なランニング時間と距離によるオーバーユース
○休養不足からの筋肉や関節の柔軟性不足(ウォームアップ不足)
○合ってないシューズの使用
○硬い路面や下り坂、傾斜のついた路面
○下肢アライメント異常など、
色々な要因がプラスされます。
【一般的に行なわれる治療法】
○局所の安静、ランニングの休止。
○大腿筋膜張筋など股関節外側部を主としたストレッチの強化
○アイシング
○テーピング
○消炎鎮痛剤の投与
○超音波、高周波、低周波、干渉波などの物理療法。
【当院が考える原因】
接地の時に脚の外側で体重を受けるような走り方になっていることが、腸脛靭帯に負担をかけ、発症し、長引かせる大きな要因になります。
脚を真っすぐに使えない理由には以下のように色々あります。
・元々真っすぐにたてない(片側に荷重して立つ癖など)
・真っすぐに立てないことで腰が落ちやすくなり脚の外側に運動軸が出来てしまっている。
・上半身が傾いている。
・足首に捻挫などの古傷がある、などです。
また外に体重がかかりやすい条件を改善するのに、靴底の外側が減ってしまったシューズや排水のために傾斜がついている道路など、ランニングコースの見直しなども効果的です。
【当院がおこなう整体治療】
バランス測定器で身体のバランスを測り、客観的な情報を考慮しながら施術していきます。
この時、2つの観点から身体を整えていきます。
①「体の偏り」を整えます。
かみ合わせが悪くなり、軸の狂った脚(足首、膝、股関節)だけでなく、それを作りだしている胴体(骨盤・肋骨・背骨)および首・上肢(手首・肘・肩関節)など含めた全身を整えて真っすぐに立て、正しく脚に荷重出来るようにします。「からまった紐をほどいてもらっているようだ」と言われるような施術方法なので、揉んだり、ボキボキしたりは一切行わない整体です。初めての方や、どなたさまでも安心して施術をうけることができます。
②「動きの偏り」を整えます。
言い換えるなら動きの癖の改善です。いくら身体が整っても使い方に悪い習慣が残ったままでは改善に時間を要します。体の使い方が変われば痛み不調の早期回復、再発防止だけでなく、競技能力の向上にまで発展していきますのでぜひ一緒に取り組んでいただきたい事柄です。一緒に練習していきますので、痛みに耐え安静にするだけではなく積極的に取り組んでいただけることも出来ます。